金魚が底のほうで動かなくなって

餌の時だけきちんと食べるのだけれども、気づくとまた底でじっとしていてその状態が1ヶ月以上なんて事ありませんか?私は二度程経験しています。
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タンパク質不足かもしれませんよ

金魚は細菌から身を守る為いつも粘液を分泌しています。特に水温が上がってくるとその量は多くなります。水温が上がると水が泡立つのはこのせいですね。なかなかその量を把握するのは難しいのですが、プロテインスキマーを使うとその量の変化がわかります。通常淡水ではプロテインスキマーは機能しないのですが、それでも工夫して作ってみると水の泡立ちは取ってくれます。
14045705581290.jpg普段はほとんど排出されませんが、感染症にかかっている場合や水温の高い時は多くの汚れた水が排出されます。やはり多くの粘液を分泌しているようです。

このとき粘液を作る為に金魚は多くのタンパク質を消費しています。

しばらくすると

尾ぐされ病になり、薬浴、絶食してみてもなかなか治らなくなりませんか?薬の効き目で身体の細菌は取れているのだけれども、タンパク質が不足していると粘膜や組織を再生する材料が足りなくなります。

ここからは急激です

泳ぐのが下手になりひっくり返ったりしませんか?
餌からタンパク質か摂取できていないと、筋肉を分解して不足分を補います。筋肉が弱ると浮き袋をうまく圧縮する事ができなくなり、バランス崩すようになります。そしてこの頃は腸内の粘膜も作れなくなり消化不良を起こすようになります。消化不良に陥ると消化吸収が難しくなり、ますますタンパク質は摂取出来なくなります。

やがて

ポップアイやウロコが立ったり、身体が膨らんできたり松かさ病の症状が現れます。
血液中のタンパク質量が減少すると、相対的に細胞内のタンパク質濃度が上がります。タンパク質は水を引き付ける性質を持ちますので、ここに水が溜まります。その後はご存知の通り。
私はここまで全く同じ経路を二度経験しました。

タンパク質を与えましょう

タンパク質は粘液を作り粘膜を作り筋肉や血管や免疫細胞や各組織を作ります。タンパク質の豊富な餌を意識して与える事で、粘液がきちんと分泌され感染症を防ぎ、筋肉が発達して蓄える事が出来ます。
タンパク質が不足してくると、身体はそれに合わせて節約するようになります。代謝を下げ、運動も極力抑えます。そうして生き延びてチャンスを待ちます。それがこの動かない状態です。だから餌だけは必死に食べます。

私はタンパク質の豊富な餌や乾燥イトミミズやアミノ酸、それにビタミンなどを与えています。とても元気になり、やはり背中の筋肉が発達します。

塩も重要です。 

水溶性のビタミンやアミノ酸などの栄養素の吸収はナトリウムに依存しているため、塩がないとそれらを吸収出来ません。吸収できなくては摂取していないのと同じ事。
ミネラルも入った粗塩を少し普段から入れてあげましょう。ポロポロとしたいいフンをするようになります。

「松かさ病について」も書いているので松かさ病や転覆病の場合は参考にしてみて下さい。